ニッコウイワナに学ぶ会 の歩み
栃木県日光市を流れる大谷川。その清らかな流れに生きるニッコウイワナは、日光の自然を映す鏡でもある。「ニッコウイワナに学ぶ会」は、日光市大谷川流域で子どもたちと共に地域資源を活かした体験型の環境学習を展開。釣りルール授業や冷蔵庫ふ化観察、隠れ家づくりを通じて、自然との共生や川への理解を深め、地域協働による環境保全を実践している。
▲ 左から:栃木県知事優秀賞受賞式(2025年12月)、日光小学校での授業(2025年12月)、校内イワナ卵観察水槽(2025年12月)
投稿を通じて記録されてきたのは、ひとつの命の物語だった。2025年12月に水槽に設置された卵たちは、子どもたちの目の前でゆっくりと命を宿し、2026年2月には大谷川へと旅立った。
▲ 子どもたちの目の前で進む命の変容。卵→ふ化→心臓が透けて見える稚魚へ
▲ なんとなく→ほぼほぼ→ようやくイワナ。成長を見守り続けた2ヶ月間の記録
「お別れの際には子供たちが水槽に集まり「元気でね!」「大きくなってね!」と声をかけてくれました。今年の秋に小学生たちとイワナ稚魚を大谷川へ放流する予定です」
イワナの卵をふ化させるには、一定の低温が必要だ。多くの地域では難しいこの条件が、厳冬の日光では自然に整う。寒さという「制約」を逆手に取ることで、日光でしかできない教育プログラムが生まれた。
鬼怒川漁業協同組合日光支部の協力のもと、イワナの発眼卵を大谷川の川底に埋設。「今年はイワナやヤマメの稚魚が元気に泳ぐ大谷川となりますように🤲」という言葉には、自然の厳しさの中で命をつなごうとする願いが込められている。
「鬼怒川漁業協同組合日光支部の皆さんとイワナの発眼卵を大谷川の川底に埋設しました⛏️ ついでに11月に埋設したヤマメ卵の様子も確認してきました👮 ヤマメたち、無事にふ化していて安心しました🐣」
▲ ピークは2026年1月(44件・¥6,200)。稚魚の成長記録が毎週更新される中、応援の輪が広がった
WHAT YOUR SUPPORT CREATES
▲ ZENからの応援が支える活動の現場。水槽の稚魚観察・大谷川での保全活動
集まった支援は「環境教育授業とニッコウイワナ保全活動」に使用されます。子どもたちの学びの場と、大谷川の命を守る両輪を、あなたの応援が動かしています。
卒業の日を迎えたイワナたちには、秋に再会の約束がある。水槽を「卒業」した稚魚たちを、今度は小学生たちと一緒に大谷川へ放流する——その日を目指して、会の活動は続く。
▲ 今、水槽の中を泳ぐイワナたちは、秋に大谷川へと帰っていく
あなたの「いいね!」が、日光の子どもたちと清流を結ぶ授業を支えます。卵がイワナになる命の奇跡を、これからも伝え続けていくために。